前頁の通り、WEP は Wired Equivalent Privacy の略称で、意味
は 「有線LAN と同等のプライバシー」 ですが、「WEP暗号化」 は
●通信内容を、WEP という暗号化仕様に沿って暗号化する
■ WEP暗号化 もっとくわしく!
■ 64bit WEP (40bit WEP)
キーの長さ/ユーザー指定の、40bit (半角 5文字)+初期化ベクトル24bit
◇ WEP の種類 (64bit と128bit で比較)
《キーインデックス》
▼ を押して 1〜4 のいずれかを選びます
◇ キーのインデックス
WEP ではアクセスポイントに対して 4種類の暗号化キーを設定することができます。
ユーザー指定の文字は 「ASCII文字列」 を使います。従って半角英数字・記号で 5文字
(5バイト)、13文字 (13バイト) ということです。ダイレクトに16進値で設定する場合は、
ということなので、暗号化の内容を何らかの方法で解読されてしまうと
いう危険性はやはり残ってしまいます。 そして、WEP の普及が進むに
つれ、暗号化解読ソフトまで出回るようになってきました。
■ユーザ指定文字数 5文字 13文字 16文字 29文字 0〜9,a〜z
■16進値設定文字数 10文字 26文字 32文字 58文字 0〜9,a〜f
そこで、暗号化解読を少しでも困難にする方法として、暗号化のキー
を長くすることが考えられました。WEP の普及初期は 64bit でしたが
その後は 128 bit 以上が主流になって来た理由です。
■ 128bit WEP (104bit WEP)
キーの長さ/ユーザー指定の、104bit (半角13文字)+初期化ベクトル24bit
ユーティリティソフトでは、「キー#1〜キー#4」 が それぞれ別の欄になっているもの
もありますが、Windows では、「キーインデックス」 で キーの番号を選択します。
[64bit] [128bit] [152bit] [256bit]
XXX ワイヤレスネットワークのプロパティ
(XXX は SSID) で、「セキュリティ」 タブを
選んだ画面です。
それぞれ半角10文字、26文字 となります。当然ながら、キーが長い 128bit WEP の方が
セキュリティは高くなります。152bit と 256bit WEP を含めてまとめてみました。
なのでキーを複数設定した場合は、使用するキーが何番目のキーなのかを注意する
必要があります。