■内容は男子が「弱さ」を見せたときに言われるのに対し女子
は整頓や言葉遣いなどで言われている事が多い。
小さいときから「男(または女)はこうあるべきもの」と
いう観念を植え付けられているのではないかと思う。
YU先生のするどい!分析
男女共生教育アンケート(反省も少し・・)
4/4
■学年や男女を問わず,自分の性を肯定的に見ている児童が
多い。しかしその理由を見ると,かなりジェンダーに縛ら
れていることがわかる。
■職業観については,男女間でかなりズレが見られる。
例えば,2年生の場合,「女子が大工さんになりたい」という考え方に対
し,男子は7割以上が否定的で「変だな」とか「女だから,もっと女らし
い仕事を」と答えている。しかし女子の半数は「頑張ってなると良い」と
答えている。
■「男らしさ・女らしさ」については,どの学年も女子の
方が回りから言われた経験を持っている子が多い。
■「男が得か,女が得か」という設問の仕方にも問題があった
のだと思うが,児童の考えは多様だった。
その中で,「どっちも生まれてきて良かったから」「人間は
人間だから」といった素直な思いを大事にしていかなければ
ならないと思った。
また,「男子が保育士になりたい」という希望に対して,男子は応援する
子が増えてくるし,女子に至っては9割近くが理解を示している。
このように,同性の職業をどうみているかを分析してみると興味深い。
これは設問で職業の例を挙げてしまっているので,設問の仕方を工夫する
ともっと正確な職業観が浮き彫りにされたかもしれないと反省しています。