Windows XP Professional のデフォルトでは 「簡易ファイルの共有
を使用する(推奨)」 にチェックが入っています。
■ 簡易ファイルの共有とは
フォルダのプロパティ画面(「共有」 タブを開いた状態)で 「ネットワーク上での共有とセキュリティ」
のリンク にある 「ネットワークセットアップウィザード」 か 「危険を認識した上でウィザードを使わない
でファイルを共有する場合はここをクリックしてください」
デフォルトの 「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」 の設定のままで使用する場合、
何故 「ログオン時のユーザ認証を行わない」 ということになるのか確認してみましょう。
共有の詳細設定の変更 から、「パスワード保護共有を無効にする」
に設定します。
《 Windows 2000 Professional 》
「Guestアカウントを有効にする」 に設定します。
《 簡易ファイルの共有 》
■ Windows の他のバージョンで Guestアカウントを 「有効」 にする手順
(1) Guestアカウントが 「有効」 になる
「簡易ファイルの共有を使用する」 且つ Guestアカウントが 「無効」 になっている状態
でフォルダーを 「共有」 に設定しようとすると、次の操作を行うことになり、結果として、
Guestアカウントが 「有効」 になります。
(2) ForceGuest とは
上記の結果、ネットワーク経由のアクセスは強制的に 「Guestアカウント」 が使用
されることになり、ユーザ名・パスワードを指定しても無視されます。(ForceGuest)
(3) Guestアカウントの 「オン/オフ」 と 「有効/無効」 は違う
コントロールパネル 「ユーザーアカウント」 からの、Guestアカウントの オン/オフ
は ローカルログオンに対してなので、ネットワーク経由のログオンとは無関係です。
Windows XP Home Edition は管理ツールからの機能が無いので、変更する場合は、
net user コマンドを使用します。
(このチェックを外すと ユーザ毎 の詳細なアクセス制御が可能)
尚、Windows XP Home Edition は 「簡易ファイルの共有」 のみです。
従って、共有ファイルを提供するホスト側の PC (サーバー) では Guestアカウント
をパスワード無しで 「有効」 にしておきましょう。
Windows XP Professional で ネットワーク経由の Guestアカウントの 「有効/無効」
を直接設定する場合は、コントロールパネルの 「管理ツール」 から設定します。
家庭内LAN等 小規模のネットワークで 「ログオン時のユーザ認証を
行わない」 場合はこの設定のままにしておきましょう。
従って、ネットワーク経由の Guestアカウントを 「有効」 にする際、強いてローカル
ログオンの Guestアカウントを オン にする必要はありません。
>net user guest で現在の状況を確認できます。「有効」 にする場合は次の通りです。
>net user guest /active:yes