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子どもたちの発言の中には「こばこの時間の発表の時に『排便グループ』の人が
『野菜を食べないと便秘になる』と言っていたけど本当なんだな」というように,
自分たちが調べたことと関連づけて感想を述べている子も見られた。
前述したように,この実践に入る前に保護者から食事に関するアンケートをとって
おいた。また学年だよりを通して総合的な学習の時間に子どもたちが健康について
調べていることを知らせ,アンケート調査の協力依頼もしておいた。
■ 実践の成果
3年生なりに自分の健康に関心を持ち,主体的に調べたことが自分の健康を自分で
守っていこうとする意欲を引き出すことに繋がった。 今後もいろいろな側面から
健康について考え,実践できる子に育てていきたい。
また,先生方に食べたいと思っていただけるようなベストメニューを作るという
活動を取り入れグループでの話し合いやメニュー選びを活発化させるようにした。
また,事前に保護者からの協力を得てアンケート調査を実施した。それをもとに
保護者が子どもたちの偏食を無くすために行っているさまざまな工夫について
知らせた。
例えば,嫌いな物を味や形が分からないように小さく切って調理したり,一緒に
食べている家族が「おいしいよ」とできるだけ声掛けをしているなどの工夫を聞
かせた。その結果改めて食事に感謝し嫌いな物も残さず食べようという気持ちを
持たせ心情面からも実践化へ繋げることができたと思う。
また学級活動を実施した後,その結果や子どもたちの反応なども載せ,同時進行で
家庭でも健康(特に食事面での)に対する関心を高め偏食に対して注意を促すよう
にした。
その後,栄養のバランスを考えて再度紙上バイキングをさせることにより実践力
を定着させた。