《 YU先生の性教育実践! 》
ここでは,大変難しい問題と言えると思いますが「小学生の性教育」の実践を
ご紹介しますね。性教育については,子どもたちに対して正面から誠実に対応
しないと,興味本位で中途半端な知識だけが伝わってしまうことになります。
しかし1時間の授業だけで子どもたちが十分「生命誕生」について理解できたとは
思えません。それまでの知識の差や関心の度合いによっても大きく違うと思います。
男女共生の考えが進んできている今日,本校でも出席簿を男女混合名簿にしたり
性に関係なく「○○さん」と呼んだり,今まで,便宜上男女を区別していたもの
(例えば名札の場合,男子には青ラベル,女子には赤ラベルの物を使う)の区別
をなくしたり等,目に見えるところでの枠を取り払うようにしてきました。
■ 第1時のあと
■ 第2時のあと
「性教育指導計画」ということで学年別の「主題」と「主な学習内容」について
一覧表にしてみました。
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例えば「精子と卵子の合体」と言う言い方で受精の説明をしましたが「どうやって
精子は卵子の所へ行くのか 〜(合体するのか)」という子どもたちの疑問について
は,発達段階を考え相当ぼかした表現しかしてありません。
もしかしたら,おうちの人にその疑問をぶつけてくるかもしれません。
また,授業では聞けなかった質問が出てくる場合もあるかと思います。
これからは目に見えないところ,つまり心の教育が大切だと思います。
「男だから」「女だから」という固定観念に縛られることなく,男女共生の視点
から人間としてどうあるべきか,どう生きるべきかを考えられる人間に成長して
また家庭においても「家事は女の仕事」と決めつけず自分の事は自分でやり進ん
でお手伝いができる子どもになって欲しいですね。
この問題は家庭との連携が大切だと思いますので,先ず保護者へのお便りを
ご覧いただきながら実践内容をご紹介します。
そういうときには「なんなの,そんなことに興味を持って!」と叱らず,真剣に
答えてあげて頂きたいと思います。子どもたちが「自分は両親にとって,かけがえ
のない存在だ」と感じられれば与えられた命を大切にしようという気持ちも大きく
なると思います。
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欲しいと思います。ギャングエイジも板に付いてきた?子どもたち。ともすると
学級内で男女の対立が起こりがちですが,お互いの立場を理解し協力して楽しい
学校生活を送って欲しいと思います。