かんたん無線LAN ことばの意味も知りたい 3/3

■ Network Address Tlanslation の略称で「ナット」と読みます。
インターネットに接続するためには、グローバル IPアドレスが必要
ですが通常、LAN内ではプライベートアドレスが使用されています。

■ IP Masquerade と書き、｢アイピーマスカレード｣と読みます。
NAT に対してNAPT (ナプト：Network Address Port Translation) の
別名がありますが､IPマスカレードの方が日常的に使われています｡

■ Institute of Electronic and Electronics Engineers 802.11 の
略｢アイトリプルイー 802イレブン｣と読みます。米国電気電子学会
（Institute of Electronic and Electronics Engineers）
が勧告した無線LAN の標準仕様です。(無線LAN の規格です)

IEEE802.11a/b/g の後継高速無線LAN規格として考えられ､最大伝送
速度は理論値で 600Mbps にです｡ (正式規格策定は 2009年9月)

1999年に正式に勧告された最大伝送速度 11Mbps の無線LAN仕様で
周波数帯は 2.4GHz です。この規格は広く普及しており PSP でも採用
されていますが、電子レンジ等の家電製品やデジタルコｰドレス電話、
ブルートゥースとの電波干渉が発生する可能性があります。

1997年に策定された最大伝送速度 2Mbps の無線LAN仕様で 2.4GHz
の周波数帯を使用しています。ニンテンドーDS の無線LANはこの規格
を採用しています。2.4GHzの IEEE802.11b/g と互換性があります。

最大伝送速度 54Mbps ですが、5GHz の周波数帯を使用しているため
11b とは互換性がありません。電波干渉を受けにくいので安定した
通信が可能ですが障害物の影響を受けやすく、伝送距離は短めです。

同じく最大伝送速度 54Mbps ですが 11b と同じ 2.4GHz の周波数帯
を使用しており、11b と互換性があるので広く普及しています。

これに対して IPマスカレードは、１つのグローバルアドレスを複数の
PC で共有する技術です。従って、インターネットに接続出来る PC は
複数台可能になります。

NAT とは､プライベートアドレスとグローバルアドレスを相互に変換
する技術のことで、これにより LAN内の各 PC からインターネットに
接続することが可能になります。

機能的には NAT と考え方は同じですが NATだとインターネットに
接続出来る PC は１台のみです｡言い換えれば｢１つ｣のグローバル
アドレスで｢１台｣の PC のみがインターネットに接続出来ます｡

11b の環境を保ちながら､より高速な規格に順次移行していくという
メリットがあると言えます｡電波干渉については､11b と同様です｡

MIMO や｢チャンネルボンディング (2つのチャンネルを束ねて使う)｣､
｢転送効率の向上｣等の複数の技術を組み合わせて飛躍的な通信速度
の向上を図っています｡