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■主人公の生きた戦時中の暮らしの様子について話を聞き,
 戦争について自分なりに考えることができる。
1.単元名
2.めあて
3.経過
この「ちいちゃんのかげおくり」は,「あまんきみこ」という
人が書いた物語である。内容について簡単に説明したい。
《YU先生のゲストティーチャー!2》
それでは「ゲストティーチャーを招いての授業実践 第2弾」
をご紹介しますね。
戦闘機
防空壕
物語の時代は戦時中。主人公のちいちゃんは,両親
や兄と共に暮らす 幼い女の子。
そのうち空襲で町は焼け野原になり,ちいちゃんは
母親や兄ともはぐれ,ひとりぼっちになってしまう。
平和で恵まれた環境の中に生きている子どもたちにとっては,ちいちゃんの生き
た時代は想像もつかないであろう。また,この物語には「ざつのう」「ほしいい」
「出征」「防空ずきん」など子どもたちにとって耳慣れない言葉が並んでいる。
(次のページへ続く)
YU先生の小学校教育実践
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ちいちゃんのかげおくり(3年国語)
― ちいちゃんの生きた時代を知ろう ―
ゲストT3
ゲストT1
しかし,戦争を知らない世代の私たち教師が話しても,それはあくまで知識的な
ものにとどまり,リアリティに欠けてしまう。戦争の悲惨さを伝えるにはやはり
戦争をじかに体験した人に登場して頂くのが一番良い方法だと考え,ゲストティ
ーチャーを探すことにした。
この物語の主題を理解させるためには,ちいちゃんの生きた時代背景を捉えさせ
ることが大切であると考えた。
食べ 物もなく,住むところも奪われたちいちゃんは,
夢の中でたった一人で かげおくりをした。
そして女の子のはかない命が空に消えた・・。
父親が教えてくれた「かげおくり」という遊びを4人
でしたのが一家の最後の楽しい思い出となってしまう。
戦争が激しくなり,父親も出征してしまったからだ。